再生可能エネルギーとしての原子力発電所

長崎、鹿児島に続いて、データセンター関連訪問、今回は福井県美浜に行ってきました。大規模なデータセンターという訳ではなく、原発近傍立地の電力料金補助とあわせたAIターゲットのコンテナ型データセンターです。関西電力が先行して、現在、複数のベンチャー企業が福井で計画を進めています。
【PoCか、6年売り逃げか?】
規模的には、コンテナ設備で10台に満たないレベルで、本格的なデータセンターを期待している投資家からすると、PoC扱いとなっているのは否定できません。ビジネスモデルは、GPUaaSでベアレイヤーというか、素うどんといったところです。
ただ、PoCとしての価値は、冷却方式、特に液浸の導入、運用にあります。これまでの空調、プレートベースの液冷が中期的にサステナブルではないかも?といった懸念から、重たく、液体の扱いがめんどうくさい液浸ベース設備の導入が不可避となりそうであり、メリットとして、液浸ならば、GPUサーバーを、それなりに詰め込んで運用できそうです。
もちろん、データセンターは規模、規模、規模な訳で、コンテナでは正直、期待するようなスケールメリットが難しそうなのは確かです。増え続ける消費電力と熱に対応できるソリューションとしての液浸で、なんとか制御可能なオペレーション、ビジネスモデルを模索する、そのためのフィールドとして、再生可能エネルギーかつ、最長6年近く、電力料金の優遇(40~60%補助)は、無視できないのも、これまた事実です。
ただ、料金優遇6年が過ぎたあと、このモデルが維持できるのか?誰にもわかりません。邪推ですが、4年目ぐらいで、大手事業者に設備、事業ごと売却するといったエグジットが最も現実的なのかもしれせません。

