NRF2026 その1 無人店舗の今


以前から行ってみたかったニューヨークのNRF、今年はラスベガスのCESから足をのばして行ってきました。ラスベガスからニューヨークは飛行機で5時間ですが、時差が3時間あるので、気分は東京-広島へ新幹線といった感じだったのですが、朝出て到着時はまっくら、実質8時間という移動だけで、1日つぶれてしまいました。
CESも活況でしたが、こちらのNRFは更に活況という感じ。非常におもしろいイベントでした。
【ロボットハンドによる自販機型店舗】
当方の注目点の一つが、無人店舗の動向、具体的にはAmazonGoのような映像認識ベースアプローチ、ロボットによる自販機型店舗、大規模店舗におけるスマートカートの3種類なのですが、ロボットハンドの進歩をうけて、今年は自販機型店舗の印象が強かったです。具体的にはスマホで注文して、お店のロボットハンドから商品を受け取るスタイルです。まさに自販機をお店サイズにスケールアップして、商品を手渡すところを見えるようにした、という感じです。
実際には取り扱える商品アイテムは、ロボットハンドが、そこそこ高性能になっても、一定の制約は否定できません。商品を顧客に渡すアプローチに比較して、バックヤード商品を棚等に並べるアプローチは苦戦しているようで、やはり人間抜きとはいかないようです。


【映像認識アプローチは、メジャーベンダーのコモディティーへ】
Amazon Goからはじまった映像、棚ベースでの購買活動認識は、QualCommやIntelもサポートする、コモディティ化が進展し、大手ベンダーは、ほぼ何らかの品揃えを済ませています。もちろん、入店規制や店舗内手渡しなどの課題は、依然残っていますが、それほど新規性はないかな?とも言えます。そして鉄板の万引き対応の映像認識は、今年も多くの眼を引いていました。ことしは、違法行為検知だけでなく、違法行為のログをうまく記録していく方向(導線、移動経路等)のようです。
ちなみに、個人的におもしろかったのが、自販機への年齢認証AIの搭載です。年齢認証といっても、映像からAIが勝手に年齢を推定する訳で、童顔や老け顔の人、大丈夫なのか?そもそも酒、たばこがターゲットですが、導入して法的に大丈夫なのかwと懸念されます。



