シンガポールGITEX-AI、東南アジアの盛り上り

【シンガポールのAIイベント】
去年に続いて2回目の訪問となります、シンガポールのイベントGITEX、マリーナベイサンズを使って結構大規模なイベントです。場所がら、インドやマレーシア、インドネシアあたりは当然なのですが、今年は例年以上にパキスタン、ロシア、フィリピンなど周辺国関連の展示が増えています。
また、ベンチャー向けの小コマ展示が異常に増えており、周辺国参加もあいまって、会場の1/4ほどがベンチャー関連のパネル表示になっているように思えます。
色々、関係者の方に聞いていると、やはり生成AIのせいではないか?といった声が多そうです。生成AI分野のベンチャーが増えるのは、どの国もそうなのですが、どうも、自国の特定分野のニーズに生成AIを使って短期、高生産性でとりあえずSaaSを作って起業するというパターンが激増しているのでは?という見方です。
【SaaSの死じゃなかったのかよ!】
ソフト開発の生産性が上がったから、ベンチャーの数が増えたといわれると、そういうものかな?と思わないでもないですが、よくよく考えると、先進国はSaaSの死で、SaaS、SI、コンサル、ネットサービスのすべてが株価急落な訳です。その一方で、ソフト開発の生産性があがるということは、やはり起業数が増えるという訳で、こちらでSaaSが死に、あちらではSaaSが生まれるということで、場所は違いますが「SaaSの多産多死」というのが現状なのかもしれません。


【元気なiFlyTek、ここにいるんだVertiv】
今回の展示で特に注目したのは、最近、元気な香港/深センのAI企業(もうベンチャーではない)、iFlyTek。もともと翻訳関連では眼をひく会社でしたが、epaper利用のノートガジェットやマイク、イヤホンなど翻訳系機能を前面に出したマーケティングで、なかなか華のある展示でした。やはり、中国語と英語をつなぐ部分にはビジネス機会があるという感じです。
そして、一見、何を展示しているのか、よくわからないVertiv。実はAIデータセンター向けの冷却、特に液浸方式の有力ベンダーの一つです。当然、Nvidia認定で北米ではHPやDELLなどと連携している市場の有力ベンダーの一つです。ただ、冷却モデルと画像の打ち出しでしたが、行き交う人にはいま一つ通じていないようでした。分野が分野ですので、仕方ないとは思いますが、もう少し展示会に寄せた方が良いと思った次第です。

