香港DC市場の今。経済不調、再生エネ困難、中国AI牽引

7月15日、香港のデータセンターショーにご招待。
もともと、日系通信事業者を中心に、大陸側に結構な新設が行われていた香港DC市場ですが、近年は、少し状況が変わっています。
・香港経済の停滞感
コロナ以降、外資系金融機関(DC市場の一番の顧客様)の存在感が減少。一方で不動産を中心としたコストの低下は見られない。エネルギーも再生可能エネルギー調達には難がある。シンガポールや香港のような都市型立地のDC市場はやや市場地位が弱まっています。
・中国AI市場の牽引
一方、中国市場はAIブームを受けて、東でハイパースケーラー、西で学習用AIデータセンターといった政策的な棲み分けもあって、データセンターブームは恐ろしく上げ潮です。
香港も、この流れを取り込むことが必要となるのですが、改めてデータセンターはデジタル技術だけでなく、不動産市場の一部でもあり、なかなか、中国ブームを香港に引き込むことに苦戦しているといった感があります。セミナーや講演に聞き耳を立てても、中国のAIが伸びる、伸びるという説明はあっても、香港をアピールする動きは聞こえてきません。

