人手不足、高齢化がAIを必要とする(1) 人が足りない深刻さ!
[chat face=”azatooth.jpg” name=”アザト君” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]AIに仕事を奪われるのも心配だけど、そもそも人手不足だとも言われる。人が足りないなら、AIに奪われる方を心配しなくともいいのかな?[/chat]
[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]AIが注目を集めているが、その背景には技術だけじゃなく、社会の変化、特に高齢化と人手不足がある。この時期にAIが注目を集めているのは、技術と社会変化の両方が押し寄せてきたからだ[/chat]
[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]いろいろ、前提条件の相違や技術の不確定性はあるものの、高齢化で人が足りなくなるのは、確定的で、これに疑問を持つ専門家は居ない。
なんといっても人口予測は、外れない予測の代表格だ。むしろ、人の社会、営みを維持するために、AIに働いてもらわないと、もう、どうしようもない、というのが実態だ。[/chat]
[chat face=”azatooth.jpg” name=”アザト君” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]なんか、話が飛んでいる。AIが役に立つのはわかるが、他に何とかする方法はないのかな?[/chat]
[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]もちろん、ある。第一が移民だ。世界の多くの国では労働力不足を移民で補ってきた。日本だって、移民というか外国人労働力を増やす方向だ。でも、今回は移民だけではな解決できそうにない。単に日本人が移民を受け入れるのがヘタクソだ!というのではなく、2025年以降、世界中で人手不足になり、移民を十分確保すること自体の現実性がなくなりそうだ、というのが実態だ。このあたりは別途、説明する[/chat]
[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]そして、AI、移民に続く3番目のアプローチは高齢者の活用、すなわち定年の延長だ。今の65歳定年を、70歳から、更には75歳まで延長し、女性の社会進出強化とあわせて、今いる人でなんとか労働力をひねり出すことが目標になる。そのための幼保施設強化、学費の公的負担増大など、一連の政策が採用されている。
ただし、これも現実には当の高齢者自体が否定的だ。年金もらって、引退したいという願いは、恐ろしく強い・・・。AIが仕事を置き換えるという懸念よりも、実は定年延長し、年金の支払いが遅れることへの反感の方が強いんじゃないかと思える。[/chat]
[box04 title=”人手不足は、産業構造の根幹を危うくする段階に”]
最近のメディア、職場において、「人が足りない」は、まるで挨拶のように繰り返されている。都市部だけでなくパートやアルバイトの時給は、一昔前に比べて劇的に上昇している。コンビニや飲食店での外国人店員の比率も、東京だけでなく、全国的に上昇を続けている。
昭和と、それ以前の人手不足は、現在の人手不足とは違っていた。景気が過熱した時期に、ビジネスの拡大を支えるための人がいないという悲鳴だった。
だが、平成末期から令和の人手不足は、ビジネスの拡大というよりも、現在のビジネスを無理なく維持、運営するための人が不足しはじめている、という点で、これまで日本が経験したことのない事態となっている。
[/box04]