AIを奴隷にして税金徴収しベーシックインカムへ(1) 職業リスクは社会リスク

[chat face=”azatooth.jpg” name=”アザト君” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]なんかもう、普通の人の仕事はAIで、なんとかなっちゃいそう。もうAIだけで良いんじゃないかな?僕は遊ぶ方に回ります(断固)[/chat]

[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]職業を不安にするということは社会を不安にしてしまう。その結果、仕事の話が社会全体の話に広がっていく。仕事は全部AIにやらせて、人間は遊んでくらそうよ!というのは庶民やニートさんだけでなく、欧州では結構大きな政治テーマになってきたんだ。平たくいうと、仕事はAIとロボットにやらせて、そこから税金とって、人々はベーシックインカムで心ゆたかに過ごそうという主張だ。[/chat]

[chat face=”azatooth.jpg” name=”アザト君” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]良いですね。日本も、その方向でよろしく。だいたい、日本の方が欧州よりもロボットの利用は進んでいるんでしょう?[/chat]

[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]

AI、ロボット普及で職が奪われるという議論を、一歩も二歩も進めて、むしろ、仕事そのものが不要になるというのが、欧州で盛んな議論である。
「人間は貴族で、AIは奴隷」という考え方に、ベーシックインカム(国が一定の金額を労働の有無と無関係に支給する、結果として現在の複雑な福祉制度よりも、シンプルで優れた福祉制度が実現する)の導入が組み合わされている点で、かなり政治的な主義主張を盛り込んでいる。そのうえ、人間の仕事がすべてなくなるという思い切った前提(実現時期は明らかにされない点で、極論に感じられる)での議論となっている。

具体的には、労働はAI/機械が担当し、そこに税金をかけることで、ベーシックインカムの財源とする。これによって国民すべてに生活費等の費用を支給できるようにするということである。[/chat]

[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]突っ込みどころの第一は実現時期である。この議論は、後述するが、レフトサイドの論客とベンチャー企業経営者の両方という珍しい組合せから支持されている。

しかしながら、技術潮流等への深い洞察から、労働をすべて置き換えると分析したのではなく、よくいえば究極の自動化、悪くいえば頭の体操として、機械が人間のすべての労働を置き換えるはずだ、と最初に前提条件を置いている。現実的には、本当に置き換えられるのか?どう置き換えられるのか?実際はマダラ模様になると思うが?といった人々の悩み所を、最初からスパッと切り捨てている、まさに極論を前提とした論旨展開であり、いまひとつ議論が成り立ちにくい。

第二に、ベーシックインカムが本当に成立するのか?という議論である。ベーシックインカムについては、歴史的な議論と一部でトライアルがカナダ、北欧、スイスなどで行われてきた。
その結果への評価は曖昧である。すばらしい制度であり、人間性の回復に寄与したというものから、特に良い改善効果は見られなかった、もしくは労働倫理にダメージを与えるとするものまで、様々であり、評価は定まっていない。
外部から見ると、そもそも特定の政治信条に重きを置いた人が、自身の主張にもとづいて評価しており、それぞれの立場で最初から評価の結論は決まっているのでは?とすら感じられる。[/chat]

[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]日本の場合、様々な試算はあるが、比較的、よく知られたものとしては、現在の日本社会にベーシックインカムを導入する場合、一人当たり7万円支給が一つの目安と言われる。もちろん、ベーシックインカムをもらった上で、働くのは何も問題ないので、収入は更に増える。もちろん、月に7万円で生活できるならば、働く必要はなくなる。[/chat]

[chat face=”azatooth.jpg” name=”アザト君” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ちょっと少ないかな。いや、毎月なら、それなりだけど・・・[/chat]

[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]こう言われると、7万円でなんとか生きていく方法を考えたくなるが、実は一つ大事なベーシックインカム導入の条件が抜けている。

ベーシックインカムを付与する場合、医療費、年金、福祉等の公的付与はゼロである。つまり、月7万円はもらえるが、歯医者にいけば、保険なしでの支払いか、もしくは自分の責任で事前に医療保険に加入しておく必要がある。毎月支給される7万円は、今、眼に見えにくいところで支払われている公的支援を、すべて毎月の現金支給に振り替えたものである。でないと、そもそも7万円は湧いてこない。
こう聞くと、正直、厳しいと思う人が多くなるのは当然だろう。[/chat]

[chat face=”azatooth.jpg” name=”アザト君” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]いや、それでも、なんとか、なんとかベーシックインカムでいけないのか?うまいやり方ないの[/chat]

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