人手不足、高齢化がAIを必要とする(5) 最後はデジタル技術、特にAI

[chat face=”azatooth.jpg” name=”アザト君” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]3つある解決策のうち、1番目の移民は、時期的にも厳しい。2番目の高齢者と女性の再労働参加は必須だが、決定打ではない。

とすると、最後の解決策がAIになるの?[/chat]

[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]その通り。人手不足の問題に対して人の資源に左右されにくい唯一の解決策でもある。

モノのインターネットであるIoT、社会や産業の眼や頭脳となるAIなど、新たな技術群が、無人店舗や自動運転、遠隔操縦など、人の労働をサポートし、社会全体の生産性をあげることで、減少していく労働力人口を、より有効活用することである。なかでも、AIは社会の頭脳として、期待されるところが大きい。

もちろん、人が要らなくなる社会ではない。どうしても人でなくてはならない分野、いわゆるハイタッチに、より多くの人的資源を割り当てる。裏を返せば、実は人手を介さなくともよい仕事(私見だが、現金処理等)から、人的資源を移動させていくことになる。それは社会全体からしても自然な方向と思われる。

現在のテーマであるAI時代の職業選択は、少子高齢化によって世界最速で人が減って、今後更に厳しい事態が予想される日本において、AIが職を代替する、奪うではなく、外国人労働者の受入れ、高齢者や離職した女性の労働再参加の促進だけでは不十分であること。

その上で、テクノロジーの高度化にともなう人間とAI・機械の労働の境界線を、どこに引くのか?今後、少なくとも30年は続く長い人口減少、低迷期を迎えるに際して、どの職業を選んで、どう働くのか?その際のスキル形成をどうするのか?ということにつながっていく。

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[chat face=”azatooth.jpg” name=”アザト君” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]けっこう、暗いというか、やばい話ですね[/chat]

[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]

ここまでの論を見ると、働くことがますます大変になるという不安な印象を持つ方が多いかもしれない。しかし、ここで忘れてならないのは、基本的に人が足りないということは、逆にいえば、人の価値はあがっていくということでもある。

少なくとも、人口減少が継続しそうな今後の30年間に、技術の進展で、仕事が完全になくなるという可能性は、極めて小さい。

学生という視点で見ると、昭和の高度成長期、地方から就職してくる卒業生は、金の卵と言われていた。需給バランスの観点からすると、令和の学生こそ、昭和を足元にも寄せつけない、本当の金の卵と言える。

ただし、自分の好きな今の仕事が、今のまま、残っているかどうかは分からない。そこに不安がある。人の数が減る以上、今いる人や社会の生産性をあげざるを得ない

どうしても人の手が必要なラストワンタッチにこそ、人手が必要であり、それ以外の分野は自動化を進めるべき。そこに新たな社会、労働環境が求められる。職業選択の前提条件が大きく変わることになる。[/chat]

 

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