この職業はAI時代に大丈夫?(9) 編集者

[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]士業ではないが、昔からコンピュータ化で色々、仕事のし方が変わってきた職業、そして、意外にしぶとい職業として、今回は編集者をあげる[/chat]

[chat face=”azatooth.jpg” name=”アザト君” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]編集者って、雑誌かな?新聞や単行本も入るのかな?[/chat]

[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]主に雑誌、そしき出版企画を思い浮かべてほしい。実はWeb系出版も入ってきている。[/chat]

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編集者は、書籍、雑誌、新聞などの刊行物や論文などの内容を編集する職種だ。

厳密にいえば、著作者に近い立場、もしくは著作者と兼務で著作に近い立場から、内容の制作と編集を行う場合と、出版社や編集プロダクションなどの職場やフリー編集者として、編集実務全般を対象とする場合がある。

ここでは後者、特定の分野、コンテンツに近い立場ではなく、編集そのものを職業とする視点からとりあげる。

業務としては、書籍や雑誌の企画から、書籍ができあがるまでの一連の活動が含まれる。具体的な業務例としては、企画、予算、取材・情報収集、記事編集、印刷確認等があげられるが、それ以外の定型化しにくい業務、著者との関係構築、品質管理、スケジュール調整・管理等も、業務に含まれる。プロジェクトベースのかなり幅広い、反面、各工程はそれなりに定型化している側面もある。

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原稿作成、入力と、どんどん電子化が進んだため、いわゆるテキスト入力、電子入力から、DTP(DeskTop Publishing)など、レイアウトや出来上がりの業務プロセスの電子化は、今では当たり前のものとして浸透している。誤字脱字修正、校正、レイアウト決めなどは、AIと比較的、親和性の高い業務でもあり、今現在も、準AIといって良いレベルで、システム化が実現している。ただし、自動化というよりは、編集者やデザイナーが使うツールという位置づけである。

企画を考え、スケジュールを管理し、著作者とやりとりしつつ、彼らに刺激とモチベーションを与え、プロモーションを考えるといった業務は、極めて定型化になじみにくく、部分、部分の業務の一部にシステムを活用することはあっても、全工程を一括してAIが代行するということはちょっと考えられない。

しめきりの確認と催促の第一段階は任せたいらしい。

規格化、定型化しにくい例外的、非定型な業務の固まりであり、対象が人間で、行動管理が容易でない分、結果として、人間が責任をもって対応せざるを得ないという構図になりやすい。「むしろ、AI化してくれ!という側面もある」

【人間に残された仕事は、将来、AIに置き換えられないか?】

ただ、注意すべき天としては、非定型な企画分野の活動がAIで置き換えにくいことは確かであるが、その編集企画も、すべてがすべて、誰も読んだことのない真にユニークな企画で、ノーベル文学賞狙いという訳ではない。
定期的に繰り返される企画、もしくは良い意味でパターン化された企画(たとえばランキングもの、製品レビュー等)があり、これについては、類似書籍やネットのトレンド用語解析等をインプットとして、企画作成機能をAIで提供する動きがある。
加えて、類似作品との比較評価、ツイッターでの反応等を組み合わせて当初の企画目的が達成されているか?読者の特性を把握するといった機能も想定されている。

編集者が仕事を代替されるという評価は過大にすぎるが、定型的な企画活動については、AIによる大幅な効率化(それでも、編集にともなう不定形、対人業務は残るが)は、実現する可能性が高い。

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編集者の業務は、確認や督促、表面的で許される範囲のスケジュール確認?などAIで比較的、容易に代替できるものがある一方、高い専門性、柔軟な対応、人が作品を生み出すことに寄り添うなど、AIにとって、高難度のタスクが、良い意味で寄せ集められた仕事も沢山残っている。したがって、AI編集者が、現在の人の編集者にとって変わるということを懸念する必要は少ないように思える。

反面、定型的、繰り返し、もしくは情報のアップデートのような企画について、AIをサブ編集者として、取材情報の読み込み、項目の整理と目次化、デザイン・レイアウト、読者の反応の集約など、ITが得意とする分野で、タスクを自動化することで、劇的な生産性アップ、リードタイムの短縮も、想定の範囲内といえる。

編集者は、校正、デザイナーといった専門家とのチーム組成、リード役であるが、これにAIがサブ編集者として加わる。編集者は、サブ編集者としてのAI(初期段階では何もできない)に対して、初期パラメータ設定、処理途中でのアウトプット評価、フィードバックの上でデータ処理の方向性を定めて、チューニングを行うといった形で、AIをチームに加えて、指揮者として、チームの一員であるAIを使いこなす、一緒に仕事を進めるという形になると思われる。

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[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]次は、いろいろ、マスコミでさわがれた銀行員だ[/chat]

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