AIは本当に仕事を奪っているのか(1)?

[chat face=”azatooth.jpg” name=”アザト君” align=”right” border=”gray” bg=”gray”] 就活の最中だが、いま一つ、やりたい仕事が決まらない。おまけにAIが職を奪うかもと、考えると心配で仕方がない [/chat]

[chat face=”frogface.jpg” name=”カワダさん” align=”left” border=”blue” bg=”green” style=”maru”]AIが仕事を奪うというのは、いろいろ突っ込みドコロが多い。実際のところはAIは(一部)タスクを奪うというところだろう。職業は業務から構成され、業務は複数のタスクが組み合わされている。誰かの職業を構成する業務がすべて置き換え可能なタスクなら、確かにAIが職業を奪うことになる[/chat]

[box02 title=”今回のAI騒動は以前の機械化と違うのか?”]

「コンビニに無人レジ大量導入」「AIの導入でリストラへ」「機械が人間の仕事を奪う」など、人手不足の激化とAIに代表されるテクノロジーの進展を受けて、不況や業績不振による失業ではなく、機械(中身はAI)による失業を心配するニュースや報道が巷にあふれている。

その一方で、「たとえAIが特定の職業を奪っても、また新たな仕事が生まれる」「これからは、人間にしかできない仕事が重要」といった主張も多く耳にする。
ニュースで見るようなAIの進歩が、職業や人間の働き方に、何らかの影響を与えそうなことは、確からしいと思えるのだが、今回の「AIが職業を奪う」論争は、これまでの機械化やコンピュータによる情報化と、基本的には同じといえるのか?それとも、どこかが違っていて、これまでとは違う展開となるのか?その当たりを整理していく。

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[box04 title=”異なる前提、動かない信念、錯綜する議論”]全体的な傾向としては、メディアや世間で言われているAIと職業をめぐる色々な主張の多くは、AI技術そのものの完成度、実現時期や実現コストを無視して、最終的にAIが完成された状態(本当に、そんな状態になるかも疑問だが)を前提とした論が多い。

結果として、自身の主観に偏った「極論」が多くなり、われわれは混乱させられてしまっている。まずは世間でよく聞く主張をとりあげ、対比していくことで職業や専攻選択の考え方の前提を明らかにしていこう。

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